塾長Q&A
強みを伸ばすのが志望校合格の早道です!
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【2022年3月】
高1女子> 課題が多すぎる
<事例>
AさんはB高。いわき地区でも有力な進学校。
その中で成績上位。部活もやりながら、なかなか健闘している。
問題は課題。
いろんな教科で、次々と課題のプリントが渡される。
なにかの教材をコピーしたものが多い。それを毎週やって、提出しなければいけない。
・・・
あるいは模試の過去問。
B高ではいろんなタイプの模試をやる。1年生のうちから受けさせられる。
それに合わせて、その過去問のコピーが配られる。これも課題として、やっていかなければいけない。
・・・
部活で時間はキツキツ。土日も練習試合があったりする。
どう、こなしていけば?
***
高1女子> 課題が多すぎる2
<解説>
これ、ダメですね。指導のしかたが。
一貫性が感じられないでしょ。
それにコピーとか、なんかなぁ。
本に対する愛情とか、著者に対するリスペクトとか。そういうのが感じられない。
どうせならコピー元の本を買ってあげてほしいです。
・・・
あと、模試の過去問とか、どうなのかな。
何のためにやる?
模試の成績を上げるため。
入試本番で合格するためではない。
模試に強くなっても、本番はまた別。凝った問題に強くなっても、素直に難しい問題は解けない。
いわゆる「稽古場・大関」タイプになってしまう。
本場所で力を発揮できない。
・・・
とはいえ、文句ばかりじゃ役に立たない。ですよね(笑)
対策を言います。
ズバリ、手を抜く。テキトーにやる。友だちのを写す。
でねっ、自分に必要な参考書は自分で買う。自分にあう本を真剣に選んでね。
すると「私はこの本で勝負する」という気迫が出てくる。その気迫が志望校を引き寄せるから。
・・・
プリントはテキトーに。自分の参考書は情熱を持って。
強弱をつけてね。
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中3男子> それでも工業系
<事例>
いわき地区では1月の初めに学力テストがある。
市内すべての中学3年生が参加。その成績で、3月の入試に受験する高校を最終決定する。
・・・
さてAくん。
ある工業系の高校が希望。
これまでの学力テストでは合格ラインに届かなかった。それも2ランク下。
そこでこの冬、ある塾の冬期講習に参加。これまでで一番、勉強に集中した。
結果、学力テストの点数はやや伸びた。
が、目指す高校へはまだまだ。
・・・
その後の三者面談。
担任の先生は強く志望校変更をすすめる。
でもAくんは拒否。初志を貫くという。しかも私立高は受けない。
とすると、工業系の高校に落ちると、県立高の再募集になる。おそらく空き枠は、レベルが下位の高校くらい。
それでいい?
***
<解説>
こうなると、もう本人次第。
というのは、ランクを下げて合格しても、はたしてその高校での生活にAくんが満足できるかは微妙。
最悪、途中でやめてしまうこともある。
ならば工業系の高校に挑戦。
落ちて下位レベルの高校になったとしても、本人の中で気持ちは吹っ切れているはず。そのほうが良い高校生活につながる。
・・・
失敗しない人生が良い人生というタイプもいる。
先生とか、まさにその典型。
他方、挑戦する人生が良い人生というタイプもいる。
Aくんはこちら。
それぞれ人生のノリが違う。長い目で見れば、自分のノリで生きたほうが良い人生は手に入る。
・・・
テクニカルなお話:
競争倍率が一度出たあと、志望校変更の期間がる。その際の競争倍率で、再度判断してみる。
・1.3倍をこえると、けっこう落ちる。なので、考え直すのもあり。
・1.2倍以下だと、まず落ちない。なので、ゴー。
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高2女子> 日本史で稼ぐ
<事例>
Aさんは数学が苦手。超のつくほど苦手。
中学の時はそこそこ取れていた。得意科目ではないが、足を引っ張るほど悪くはなかった。
・・・
が、高校に入ると状況は一転。赤点ラインにすら、まるで届かない。
早々に私立・文系に。
国語は強い。学年上位。
英語はまあまあ。平均より上。
そして日本史。2年生から始まったのだが、授業が面白い。
時にクラス1位を取ったりする。進学校で、これは見事。
・・・
このまま日本史を突っ走りたい。
そして、できれば指定校・推薦を狙いたい。
評定4.1。
<解説>
ジェットコースターのような点数分布、すごいですね。
明らかに国立大タイプではない。私立大と相性ピッタリ。
ですから、ご自分の得意科目を伸ばす。それで勝負する。
そのやり方に徹するのが良いでしょう。
・・・
3年生になって数学は、選ばなくてもよいなら外す。なんなら理科も外す。
逆に、英語には時間をかける。というのは、私立文系の上位校は英語が勝負科目だから。
・・・
そして日本史。この科目ですね、注目は。
思い切り時間をかけて、徹底的に成績を伸ばしましょう。ひょっとすると日本史を大学で専攻することになるかもしれませんね。
この科目に、未来への扉を開けてもらいましょう。
・・・
勉強スタイルは、今のままでOK。
使っている教材も、今のでよいでしょう。
ひとつ、未来へつながる本を紹介します。大学でも役に立つかもしれませんよ。
おすすめ本:
日本史研究 (山川出版社)
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高1男子> 得意の物理
<事例>
Aくんは物理が得意。
進学校にいるのだが、定期テストでクラス1位になったりすることもあった。
が、最近ちょっと停滞気味。
・・・
以前、「力学」が範囲のときは内容もスイスイ頭にはいってきた。
最近「波」に入って。いまひとつピンとこない所がある。
先生の教え方も一因。
初めから授業は分かりにくかった。そこで彼は独学で予習し、なんとかカバーしていた。
でも、波になると、独学では理解しずらくなったようだ。
・・・
将来は理工系に進む。学部・学科までは決めていないが、大学でも物理を専攻したい。
まだ物理基礎。来年は専門の物理になる。
どうやって現状を打破する?
<回答>
物理愛、いいですねぇ。書いていて、胸が熱くなってきました。
どうぞ、その気持ちを大切にしてくださいね。
・・・
さて、現状。
「波」になって分かりにくくなったとありますが。そこは難しい。
今は物理基礎だけど、専門になるとさらに。音とか光とか。
来年、上手くいけば先生が変わり、授業が分かりやすくなるかもしれません。逆に、そうならないことも。
とすると、今の予習スタイルを進化させる必要がある。
・・・
教材は何を使ってますか。学校の教科書とか問題集かな。
よかったらご自分で本屋さんに出かけ、ピッタリくる参考書をさがしてみてください。
使っている本次第で、分かりやすさがまるで違いますから。
本選びこそ真剣勝負ですね。
・・・
おすすめ本:
物理のエッセンス 力学・波動
物理のエッセンス 熱・電磁気・原子
浜島清利 (河合出版)
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高1男子> 苦手の物理
<事例>
Aくんは高校に入って、伸び伸びと毎日を送れるようになった。
バドミントン部に入部。中学では文化部だったので、明らかに方向転換。
スポーツマンらしい雰囲気に。
・・・
が、勉強では苦戦。とりわけ物理。
進学校なので勉強は難しい。スピードも速い。
2年生からは理系を選択。
選ぶのは生物。ひょっとすると化学も。
・・・
もうすぐ学年末テスト。物理は赤点をこえたり、下回ったり。
課題はキチンと提出しているので、単位を落とすことはないはず。
おそらく高校で最後の物理。理系・男子らしい点数で終えたい。
<回答>
高校に入ると、それまでとはガラッとイメージチェンジする人がいる。
キャラ変とでも言うのかな。Aくんも、そのひとり。
中学までのひ弱なイメージから一転。どこかスポーツマンらしくなってきました。
この路線で伸び伸びやってほしいですね。
・・・
さて勉強。
2年生からは理系。専門科目は生物。
ということは、物理基礎より生物基礎のほうがピッタリきたのですね。
それを、2年生になると化学基礎も始まります。この科目との相性はどうか。
これが次のポイント。
それによって、大学入試は生物でいくのか化学でいくのかが決まりますから。
・・・
とすると、物理は入試では取らない。ただ学年末テストでは理系・男子らしい点数で物理を終えたい。
そういう希望があるのですね。
おすすめ本:
これでわかる物理基礎
同・問題集 (文英堂)
とりわけ問題集がおすすめ。
解説が分かりやすい。
さらに「必修」とか「テスト」とか、問題によってマークしてある。つまりヤマかけに適している(笑)
これをモノにして、最後の良い点を取ってくださいね。
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