高校生ワンポイント |
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9月 その1>> こんにちは、かなり進学塾の塾長・金成健です。 2000年・夏、いわき駅の駅裏に塾を開校。そして24年。現在は、駅前で塾を営んでいます。 この間、数多くの高校生の皆さんを指導してきました。日常の学習はもちろん、大学受験まで。 でねっ、20年以上も塾をやっていると、たくさんのノウハウがたまります。 「彼はこうやれば、この科目は伸びるな」とか。「この大学に受かるためには、このルートともうひとつのルートがあって。彼女は2番目のルートが適しているな」とか。 ・・・ 振り返ってみると、これまで塾を続けられたのはとても幸せなことです。 これもすべて、通ってくれた高校生の皆さんのおかげ。ただただ感謝です。 そこで、私からも皆さんにお返しをしようと思い立ちました。それは、先ほどのノウハウを公開することです。 ・・・ 具体的にはQ&A形式で。高校生の皆さんの質問に私が答えます。 それを公開することによって、なかには皆さんのヒントになるものが含まれているはず。そんな形でお役に立てればと思っています。 ・・・ まずは、大学の推薦入試について書きます。 いわきの高校生は、ここが弱いんですよ。それ、とてももったいないですから。 最初は解説形式でスタートしますね。 |
9月 その2>> 国公立大の推薦入試について *** 11月の中ごろから国公立大の推薦入試が始まります。ここから12月の初めくらいまでが、その時期。 えっ、国公立大なのに推薦入試?そう思われた方もいるかもしれませんね。推薦入試というと私立大。そういうイメージですから。 でも大学によっては定員の20〜30%を推薦入試で取ったりします。決して少ない人数じゃないですよね。 それじゃチャレンジしようか。そんな方もいらっしゃるかな。 ちょっと説明しますね。 ・・・ 総合型入試と公募推薦入試があります。私立大と同じですね。ただ指定校推薦はありません。ここが私立大と違うところ。 このうち、おすすめなのが公募。総合型はちょっと特別な能力がないときびしいかも。 たとえば情報系の学部なら、自分でアプリを作ってしまうとか。公募の場合、それは不要です。 ただ、それなりに良い成績じゃないと難しい。 ズバリ評定4.3。 それを応募の条件にしている大学すらありますから。 4.0だと、大学によっては受験できるかもしれませんが・・合格は大変でしょう。 |
9月 その3>> 今回は私立大の推薦入試について *** 1 人数 ザックリした数字ですが、私立大・合格者のうち60%くらいが推薦入試。こちらが多数派。 ということは、筆記試験をパスして入学する一般入試の人は40%。少数派なのです。 えっ! 驚きますよね。 私も、最初に知った時はビックリしました。でも、これが現状なのですね。 ですから、私立・専願の人は、まず推薦入試を受ける。それで希望する大学に合格できなかった場合、やむなく一般入試にチャレンジ。 そんな流れになります。 2 専願と併願 専願というのは、合格したら必ずその大学に入学するというもの。 これに対して併願は、たとえ合格しても一般入試などで他の大学を受けてもよい。そして、そちらが合格したらそちらへ進んでもよい。 このうち、受かりやすいのは専願。大学としても、確実に入学してくれるわけだから、やはりそういう方を取りたいのですね。 |
9月 その4>> 私立大の推薦入試、続きです *** 今回は3つのタイプについて。指定校・推薦入試、公募推薦入試、総合型入試の3つのタイプがあります。 このうち指定校は高校から推薦されるもの。 ですから、高校での評定が大事になります。ほぼそれで決まると言っても過言ではないでしょう。 これに対し、後の2つは自分で大学に受けにいきます。公募のほうが、より高校での成績を重視するかな、という印象です。 1 指定校推薦入試 毎回の定期テストをきちんと受けて、評定をしっかり取りましょう。それがすべてです。 2 公募推薦入試 評定3.5くらいが応募の基準。それくらいの大学が多いです。ということは、4.0くらいの評定を持っているとかなり有利になります。 3 総合型 評定3.0くらいが応募の基準。ほとんどの人がクリアしていると思います。 ですから、むしろ人物が見られる。面接がポイントになってきます。 ・・・ 2と3は時期が違います。 3が早い。10月に試験があって、11月1日から発表が始まります。 その後に2がスタート。 ですから、大学によっては3と2、両方受けることもできます。 実際に3で落ちたけれど、その後2で合格した。そんな生徒さんもいます。 |
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