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中学生ワンポイント |
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7月 その1>> <中学生ワンポイント> 中3男子A・母> C高、行きたくない <質問> 先日、息子と進学先について話し合いました。 すると息子は 「たとえ進学校でも、C高は行きたくない。地元のD工業やD商業ならいい」 という返答。 驚かされました。 彼は「大学には行きたい」と言っていたのに。 ・・・ ただ、息子の中学校は一中。 A高やB高のお膝元です。 生徒さんは、それらの高校を目指します。 とりわけ男子は、その傾向が強いです。 C高は、ちょっと離れています。 隣町という感じ。 そこに行くくらいなら、地元にある工業高校や商業高校がいい。 そこから大学に進めばいいじゃないか。 そういう発想のようです。 この考え方、「一中生あるある」なんですよね。 親も子も。 私はそうじゃないけど、息子はそうだったかな。 <回答> 「一中生あるある」ですか。 そういうことって、あるんですね。 でも、一中生だけじゃないかもしれないですね。 たとえば「A高生あるある」ってのも、あるだろうし。 「大学行くなら東北大」とか。 知らないうちに刷り込まれた考え方なんでしょうね。 ・・・ でねっ、そういうのって変えるのが難しい。 だから「環境が大事」と言われるんでしょうね。 良い環境に身を置けば、知らず知らずのうちにそこの考え方が身に付き。 気づけば、その環境に合った生き方をしている。 ・・・ ならば「一中生あるある」でいいじゃないですか。 C高に行かなくても、D工業やD商業から大学に行くこともできるし。 そのほうがAくんに合っているかもしれませんね。 |
7月 その2>> <中学生ワンポイント> 中3女子B・母> どっちでもいい <質問> 5月に質問した者です。 その後、娘と進学先について話し合いました。 彼女はA高でもB高でも、どっちでもいいと。 特にこだわりはないようです。 彼女は二中。 一中とは校風が違うんですよね。 一中、なかでも男子は「なにがなんでもA高」。 そんな雰囲気。 お母さん方も、そうです。 ・・・ 娘の小学校は二小。 中学校は一中と二中に分かれます。 娘は二中を選択。 のんびりやってます。 他方で一中を選択したお子さん。 とりわけ男子は、ピリピリしているようです。 仲が良かったお母さんが嘆いていました。 「二中にすればよかった」と。 それぞれですよね。 <回答> 一中と二中の比較、興味深かったです。 先の質問にあったAくんは「一中生あるある」で。 隣町のC高には、たとえ進学校だとしても行きたくない。 地元のD工業やD商業がいい。 大学もそこから進学する。 そういうことでした。 ・・・ ならばBさんの「A高でもB高でも、どっちでもいい」というのは「二中生あるある」なんですかね(笑) 一中生、なかでも男子が聞いたら、目を丸くするでしょう。 「A高でもB高でもどっちでもいいなんて、そんなのありえない。 A高以外は高校じゃない」 そんな反論が、飛んでくるかもしれませんね。 でもね、いかにもBさんらしいなぁと思います。 Bさんは、その路線できっと上手くいきますよ。 |
7月 その3>> <中学生ワンポイント> 中3男子C・父> 自転車やりたい <質問> 私も、5月に質問させていただいた者です。 その後、息子と高校について話し合いました。 家業を継いでほしいこと。 大学に行ってほしいこと。 それには、できれば進学校のほうがいいんじゃないか。 そんなことを伝えました。 ・・・ すると息子から驚くべき回答が。 「高校では自転車をやりたい。 いわきの高校で自転車部が強いのはD工業。 だから高校はD工業に行く」 ・・・ まるで予想していませんでした。 ただ、小学生で母親を亡くした時。 中学受験に失敗した時。 そんな時、息子は自転車のアニメに勇気づけられたといいます。 彼の心の支えだったようです。 それにしてもD工業とは・・ ビックリしました。 <回答> そんなことがあったのですね。 でも、素敵な話じゃないですか。 アニメに勇気づけられて、苦境を切り抜けてきたなんて。 「弱虫ペダル」という作品かな。 この話を聞いたら、作者の方きっと喜びますよ。 ・・・ それにしても今はコンピューター部。 体力を使うわけではないですよね。 それが自転車部。 バリバリの体育会系ですよね。 体はもつかな? そこが、ちょっと心配。 とはいえ、中学生や高校生の年代は若さがありますから。 1年でガラッと変身します。 大人の物差しで測れないところがあるんですよね。 D工業は全国大会にも出場する強豪校。 Cくんがどこまでやれるか、楽しみです。 |
7月 その4>> <中学生ワンポイント> 中3男子D・母> 部活まっ盛り <質問> 先月、質問した者です。 その際は、ありがとうございました。 さて息子。 7月・8月は水泳の大会が花盛りです。 彼は中体連の地区大会に個人とリレーの2種目で出場。 個人は今ひとつでしたが、リレーで県大会へ進みます。 また、8月には中体連とは別の大会があって。 それに個人として出場します。 これら一連の大会が終わるのは、8月も後半になってから。 夏休みもほとんど終わる頃です。 よそのお子さんは、それぞれの塾の夏期講習でバリバリと受験勉強を始める予定。 他方、うちの子がバリバリやっているのは水泳。 「このままで、この子ははたして・・」 母親の心配は尽きません。 ただ、最近になって顔つきが変わってきたようで。 以前のようなのんびりとした表情ではなく。 どこかキリッとしていて。 「彼なりに自覚が出てきたのかな」 親としては、そう願っています。 <回答> そうなんですね、夏休みになっても水泳をバリバリやっている。 Dくんらしいと言えば、確かにそう。 でも、お母さんの心配が尽きないのも、また事実。 さて、どうしたものか? えっとね、人にはそれぞれタイミングがあって。 とくに男子は、タイミングが来ないとなかなか動き出さないのです。 たとえ、中3の受験生であっても。 ただ、ご質問の最後にあるように、Dくんも表情がキリッとしてきた。 どこか自覚が出てきた。 お母さんは、そう感じられるのですよね。 これはおそらく彼にもタイミングが来た。 そう思って間違いないでしょう。 ですから、8月の大会が終わると、彼は大きく変わりますよ。 お母さんから言われなくても、自ら机に向かう。 勉強に取り組む。 そうなると思います。 そんな時にアレコレ言うと、かえって逆効果。 ここは彼を信じて見守ってあげましょう。 それで上手くいきますよ。 |
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